1月 6th, 2018
指標に選ばれる資格取得
キャリアアップを行うためには、自分の能力を何らかの形で伸ばして現場で活用できるようにしなければならない。その努力をするモチベーションを高められるように、キャリアアップの方法を考えるのは重要である。看護師の場合には、キャリアアップをしたいと考えたときに資格の取得が選ばれる傾向が強い。
より専門性の高い資格を取得することによって、現場で使える知識や技術を身につけることが本来の目的だが、資格の取得自体がキャリアアップと考えてしまっていることも多いのが現状である。資格はキャリアアップができたという指標になるのが特徴であり、努力をしてきた結果が形になるのでモチベーションを上げやすい。また、試験に合格することが求められる場合が多く、目標も明確になるのでどのように努力すべきかも明確で取り組みやすいのが魅力になっている。
結果として現場で使える能力が身について、看護師としてより活躍できるようになっているケースは多い。また、資格はキャリアアップの結果として履歴書にも記載できるので転職に有利になるという点で、取得を目指すこともよくある。特に専門病院への転職ではその領域での専門資格を取得しているのが望まれていることが多く、転職でキャリアアップを目指していきたい人にとって資格が重要な役割を果たしている。将来的にはそのような転職をすることを見越して、まだ若い頃から資格の取得に励んでいる看護師も増えてきているのが現状である。